外装工事、屋根工事を行う上で必要なものが仮設足場です。
高所作業を行う場合には必ず必要です。
仮設足場なしで作業を行い、転落や事故が起きた場合には労災保険が適用されません。
そのため、ケガで入院した際には会社や職人は路頭に迷います。
また、質の良い作業を行うにも仮設足場があるのとないのとでは大きく変わってきます。
ですが、形の残らない仮設足場の費用はできるだけ抑えたく、費用は気になるところだと思います。
今回は、仮設足場の費用と相場についてと、仮設足場がなしでも工事ができるケースについてご紹介していきます。
仮設足場の費用相場
仮設足場の費用は㎡での計算をする場合がほとんです。
仮設足場組立・解体:「¥600~900円/㎡」
メッシュシート:「¥50~150円/㎡」
建坪数での目安
20坪~30坪:「10万円~14万円」
30坪~40坪:「14万円~18万円」
40坪~60坪:「18万円~25万円」
当たり前ですが、建坪に比例して費用も高くなっていきます。
仮設足場の費用が安くなる場合
坪数があっても費用が安くなる場合があります。
真四角のお家
仮設足場が設置しやすく手間が減るため安くなる場合があります。
仮設足場の費用が高くなる場合
トラックの止め位置から自宅まで距離がある場合
距離によって運搬費用がプラスされる場合があります。
また、距離がある階段も手間がかかるため費用が高くなる場合があります。
複雑な形状のお家
真四角なお家と逆で、複雑な形をしているお家は、部材や手間がかかるため費用が高くなる場合があります。
また、下屋根が大きく手間がかかる場合も高くなります。
屋根勾配があるお家
屋根の勾配が6寸以上あるお家には、基本的に屋根足場を設置していきます。
その場合、大きさにもよりますが、5万~10万以上別途費用が追加されます。
仮設足場の種類
ビケ足場
足場の緊結部分にくさびを用いて設置する足場です。
短時間での組み立てが可能で、作業もしやすく現在では主流の仮設足場です。
単管足場
単管パイプと単管パイプをを抱き合わせて、組み立てる足場です。
現在では、基本的に塗装工事のみで使用されています。
塗装屋さんが組み立てるケースが主で、ビケ足場のように足場屋さんに依頼するよりも費用が抑えられる場合があります。
比較的、狭い箇所も設置することができて便利な面もあります。
仮設足場がいらない場合
平屋(1F建て)の塗装工事や屋根工事の場合には足場を設置せずおこなう場合もあります。
また、屋根工事でも2.5寸以下の勾配の場合には設置を行はずに作業する場合もあります。
あくまで施工業者によって変わってきますが、基本的は設置しますのでそこは確認が必要です。
まとめ
仮設足場は、外装工事、屋根工事を行う上では、必要不可欠なものです。
費用も大きさや立地条件、形などによって異なります。
複数社に相見積もりを取ってひかくしていきましょう。