外壁工事は、家の強度を保つために重要なメンテナンスです。
しかし、大きな費用がかかり、トラブルの多い工事でもあります。
それぞれの家にあった適切な工事を行うということが大事ですが、専門的な分野であるために知識不足によって引き起こされるトラブルも少なくないのが現状です。
そんな外壁工事について知っておきましょう。
外壁修理とは
外壁修理とは、建物を風雨から守ってくれる外壁をトラブルが起こる前にしっかりと調査メンテナンスを行うことで、建物を保全し、長く暮らせる家を保つために重要なメンテナンスです。
使用する材料や塗料の耐用年数が10年のものが多いため、10年を目安とした外壁工事が推奨されています。
そんな外壁工事には様々な工法があり、材質やデザイン、補修度合いによって適切なものを選びましょう。
外壁には金属系サイディング、窯業系サイディング、木材系サイディングやALC、モルタル、タイルなど様々な素材が用いられています。
それぞれに応じた工法によって修理を行います。
修理方法には外壁塗装、カバー工法、張り替えなどがあります。
外壁カバー、張り替えとは
外壁カバー工法とは重ね貼り工法とも言われるように、既存の外壁に新しい外壁材を上貼りする工法です。
ALCやモルタル壁のリフォームに用いられることの多い工法でもあります。
これによって耐久性や美観を回復させる効果があります。
家に住みながらの工事が可能であること、張り替えのリフォームと比べて工期の短縮や費用の削減か可能である、といったメリットがあります。
外壁を重ねることで空気の層ができ、断熱性や防音性も高くなります。
デメリットは建物の総重量の増加や、結露の発生の可能性があります。
外壁張り替えは外壁材、下地木材を撤去し新しいものと交換する工法です。
外壁工事の中でも、大規模工事になります。
破損が著しく築年数が30年以上の場合に検討しますが、工期も長く費用もかさみます。
外壁カバー工法、張り替え工法の費用目安
費用の目安は使用する材料によって異なりますが、窯業系サイディングの場合には平米で4000円から5000円、金属系サイディングで3000円から9000円、木材系サイディングの場合6000円から10000万円、樹脂系サイディングでは8000円から10000円となっています。
工法によっても価格は変わってきます。
外壁塗装の場合には60万円から80万円、張り替えの場合には150万円から300万円、カバー工法の場合には130万円から220万円が相場となっています。
まとめ
外壁工事は建物にとって、必ず必要な工事になります。
費用がかさむ工事のため、不具合が生じるまで先延ばしになりがちですが、不具合が生じてからでは大規模修繕が必要となる場合も多いため、定期的なメンテナンスを行っておくということが大切です。